診療コンセプト
当院の診療コンセプト
都立大学萩尾歯科クリニックでは、全ての患者さまにベストな治療を、快適に受けていただくために、正確な診査診断、ゴールを設定した治療計画、無痛治療、精密治療、口の中全体のバランスを考えた治療 をコンセプトとしています。
診査、診断が誤っていては、どんなに丁寧に治療を行っても良い結果は得られません。当院では、CT画像診断、マイクロスコープなども使用し診査を行います。診断結果については患者様に十分なご説明をさせていただきます。
治療のゴールに向けて、最短ルートで向かえる治療計画を立てます。
時間を掛けることが良い治療とは限りません。治療は回数、時間がかかればかかるほど、様々なリスクを背負うこととなってしまいます。
当院では「いつまで治療が続くのかわからない」ということはございません。当院では、通常の治療部分に対しての麻酔(局所麻酔)だけでなく、静脈内鎮静法による無痛治療も行っています。静脈内鎮静法は点滴を使用した麻酔方法で、眠ったような状態で、痛みだけでなく不安な気持ちや、不快感も軽減できる麻酔法です。
無痛治療に関して全ての治療は5倍~10倍に視野を拡大することのできる拡大鏡(ルーペ)を使用して行います。さらに必要な個所に関しては、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、最大20倍の拡大視野下で治療を行います。肉眼で確認することのできない細かい部分まで目視しながら、精密な治療を行うことで、再治療のリスクを減らします。
歯を1本治療しただけでも、他の歯や、全体のかみ合わせ、顎関節に大きな変化、影響を与えることになります。歯を1本1本治療するのではなく、お口の中全体のこと、さらには顎関節のことまで考えた治療を行います。
患者様一人一人に合わせた口腔内全体を考えた治療例
ほとんどの歯が虫歯もしくは部分的な詰め物で対応されており、それにより顎の位置は変わり、どこで噛んでよいのか分からない状態。他院で治療を行っていたが治療の終わりが見えないため不安になり来院。
右下6番目の根の治療時(マイクロスコープによる拡大時)
歯にヒビが入っている事が分かる。(肉眼では決して見えないヒビである。今回は患者様に説明、同意の上歯を残す方法で治療を行った。)
歯周外科
右下4~7番目は虫歯が大きく、歯茎の中にまで虫歯があったため、被せ物を正確に作り、長持ちさせるために歯周外科を行った。
ゴシックアーチ
ゴシックアーチ装置により、顎の状態を咬合器に反映させる。
被せ物前段階
最終的な被せ物を作る前段階、これにより、患者様、ドクター、技工士のイメージを共有することができる。
被せ物が入った状態
最終的な被せ物が入った状態。見た目、機能的にも親和性のとれたバランスの良い口腔内になった。